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TobiTa AteLier
2-3, zenpukuji, Suginami-ku, Tokyo 〒167-0041
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TobiTa AteLier
2-3, zenpukuji, Suginami-ku, Tokyo 〒167-0041
肉焼屋 D-29 広尾店
東京都/2022年
用途
形態
構造
床面積
:リノベーション
:飲食店
:RC造
:63㎡
主な設備
洗面台
トイレ
造作洗面台
GGシリーズ (TOTO)
主な仕上げ
床材
エンビタイル
長尺シート(厨房内)
壁・天井
ビニルクロス仕上げ
躯体現わし
家具
メラミン仕上げ
建具
造作(ウォルナット突板仕上げ)
東京都の閑静なエリアに位置する高級焼肉店の内装です.
デザイン性を獲得しながら,いかに短い期間で営業を開始するかが大きな課題となった.
飲食店に関わらず,店舗やオフィスなどの計画をする場合,デザインにこだわればこだわるほど,手間や工程が増え,工事に要する期間が長くなってしまう.
すると,こだわった内装にしたいという想いとは裏腹に,工事期間中もかかり続ける賃料や人件費はオーナーの懐を圧迫してしまう.
しかし,工事しやすく簡単な内装では,差別化が図れず我々が関わる意味も小さくなってしまう.
そこで,今回の計画では比較的きれいなまま残っていたコンクリートの躯体の大部分には手をつけず,”家具”や”建具”といった二次的な要素で空間を分割する事を考えた.
家具や建具は現場の進捗とは関係なく,工程をオーバーラップしてそれぞれの工場で分散しながら作りあげた.
そうすることで,トイレなどの最低限の間仕切りが完成する頃には,家具や建具も搬入され,最後に一気に組み上げることで空間が出来上がった.
製作した家具や建具と,現地の寸法が全て合致しないと組み上がらない難しい工事となったが,現場での作業を最小限にしたことで約1ヶ月という極めて短い期間で営業を開始する事ができた.
また,家具や建具で空間を仕切る計画としたことにより,建具を外して個室どうしを繋げたり,家具を移動して席数を増やしたりと,様々なシーンに柔軟に対応できる自由度の高い計画とする事ができた.
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